ご挨拶
このたび、2021年6月4日(金)、5日(土)の2日間にわたり、福島市において第49回日本小児神経外科学会を開催させていただくことになりました。
東北での開催は、1994年(児玉南海雄先生、福島)、2014年(白根礼造先生、仙台)に続いて3回目となります。
2011年3月に東日本大震災および福島第1原子力発電所事故を経験して、福島県および福島県立医科大学の担うべき使命は大きく変わりました。
このとき以来、福島県立医科大学では、福島の復興を健康の面から支え、福島の経験をサイエンスとして展開して、世界が共有できる未来をめざしてきました。
福島で、将来を担うこども達のための学会を開催できることは大変意義深いと、感謝しております。
本学会のメインテーマは「他分野との協力が拓く小児神経外科の可能性」とさせていただきました。小児神経外科疾患は多彩であり、
日々の診療や手術・治療には、多くの診療科のご協力が欠かせません。
そこで、本学関連各科の教授にアドバイザーにご就任いただき、各科の先生と共に議論を深めて、小児神経外科の可能性を拓きたいと思います。
また、看護・医療職セッションや小児神経外科教育セミナーも例年同様に開催する予定です。被ばく災害医療の拠点として本学が取り組んでいる教育・
人材育成についても紹介します。
福島市は東京から新幹線で1時間半ほど、学会会場は福島駅に隣接する便利な場所です。
福島県は自然が豊かで、食事やお酒がとても美味しく、温泉や会津を中心とした歴史的観光地も数多くあります。
新型コロナウイルス感染の影響で、学会開催の状況も変わってきておりますが、ぜひとも皆様お誘い合わせの上で本学会にご参加いただき、
福島の魅力をご堪能ください。
謹白
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